シグナル(Signal)とノイズ(Noise)の境界はどこにあるのでしょうか。生/死、男性/女性、外国人/日本人、同性愛/異性愛、障害/健常・・・これらの境界はどのように生じるのでしょうか。1994年に初演され、国内外でセンセーションを巻き起こしたダムタイプのパフォーマンス《S/N》は、今でもこうした問いを観る者に鋭く突きつけます。
本講座では、記録映像《S/N》を鑑賞した後、制作に関わったブブ・ド・ラ・マドレーヌさん、山中透さんとともに、セクシュアリティをめぐる状況、社会課題を扱う芸術の可能性について考えていきます。今、改めて《S/N》に向き合うことで、「アートと社会包摂」の意味を問いなおします。
【九州大学大学院芸術工学研究院 ソーシャルアートラボ】
ホームページ:http://www.sal.design.kyushu-u.ac.jp
お問い合わせ:sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp