チェリオは、性別や学歴、国籍などに関係なく個性を生かし合える
ダイバーシティに取り組む会社であることを掲げています。
私たちチェリオは、性別や学歴、国籍などに関係なく個性を生かし合えるダイバーシティに取り組む会社であることを掲げています。その一環として、LGBTの方々を応援しています。会社では就業規則に性差別禁止条項を明記した他、婚姻関係に準じた共同生活を営む同性カップルにおいても婚姻に関する社内制度を受けられるように、同性パートナーシップ登録を可能にしています。
LGBTへの取り組みのきっかけは、経営層がLGBT団体代表と長いお付き合いがあったことです。何が支援できるのかを考えて、まずは資金面での協力ということで協賛にいたりました。初めてプライドに協賛した2014年の頃は従業員のLGBTに関する知識もほとんどなく、担当者以外はイベントに参加していませんでした。それから毎年イベントに出展をしています。社内では勉強会実施や社内報のコラムに毎月LGBTに関する情報を掲載したりなど、地道な活動を行った結果、今年は東京のパレードにおよそ100名近くの社員が歩くまでに至りました。そして各地のプライドパレードへ現地の社員がボランティア参加したいという声が上がるようになりました。年々もっと面白い取り組みができないかと社員でアイディアを出し合っている中、チェリオは飲料メーカーなので飲料や自動販売機を使ってインパクトのある取り組みをしていきたいと考えています。
「のんでCHANGE!」と題して取り組みを始めています。
チェリオでは「のんでCHANGE!」と題して取り組みを始めています。まず、飲料を用いた取り組みとしてLGBTフラッグの6色をベースにレインボーパッケージのライフガードをつくりました。こちらをご購入いただくと、売上の一部が全国のプライドパレードの応援へとあてられます。そして、自動販売機を使った応援としてロケーションオーナー様の敷地内にレインボーに装飾した「のんでCHANGE!」の自動販売機を設置していただくと、オーナー様に支払われるリベートのうち、あらかじめ取り決めをした一定割合がセクシュアルマイノリティ団体の応援にあてることができるサービスも新しく作りました。この自動販売機は現在岐阜県に3台、兵庫県に1台と、チェリオの全国営業所に設置されています。今年の秋から福岡県でも自動販売機のオペレーションを新しく始めています。福岡県にも「のんでCHANGE!」を広げていきたいです。

チェリオの自動販売機って、都市の中心部より郊外に設置されていることが多いのですが、実際に「のんでCHANGE!」の自販機を見かけられた当事者の方から「自分が住んでいる田舎にはLGBTの情報は来ないと思っていたけれど、こんなところにもあって嬉しかった」、「東京で貰った物が、自分の地元でも売っていた」等の嬉しいツイートがありました。自動販売機は誰もいなくて立っているだけですが、「ここにも私たちはいるよ」と気づいてもらうきっかけになれば良いですし、『のんでCHANGE!』のプロジェクトを通してもっとサポートできる人を増やしたいと思っています。
自分のことも相手のことも、お互いをよく知って理解すること、ひとりひとりがやることによって社会は変わります。当事者でも当事者じゃなくても、みんながお互いを認め合っていける社会になったら嬉しいです。九州レインボープライドでみなさまにお会いできることを楽しみにしています。