博多マルイ

丸井グループがめざすのは、
すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会の実現です

私たちは、一部の人だけではなく、すべての人が「しあわせ」を感じて初めて、本当の意味で豊かな社会になると考えています。1931年の創業以来、「信用はお客さまと共につくるもの」という共創精神のもと、時代やお客さまの変化にあわせて、小売と金融が一体となった独自のビジネスモデルを進化させ続けてきました。そして現在、未来を切り開くために私たちが注目しているのが、「インクルージョン(包摂)」という考え方です。
丸井グループは、このインクルージョンを通じ、すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会の実現をめざしています。

丸井グループが考える2050年の世界

私たちは、世界の現状を理解した上で、今後訪れる未来について、「私らしさ」を求めながらも「つながり」を重視する世界が訪れているのではと考えました。ダイバーシティの推進により、高齢者、LGBTQ、外国人や障がいのある方など、すべての人が当たり前のように「私らしさ」を追求でき、「マイノリティ」という概念がなくなる世界になるでしょう。一方で、テクノロジー化によるバーチャル世界が今後も拡大していくことから、人々が個を保ち自分らしく生きながらも、国や人種による対立を超越した「つながり」を楽しむことに価値を見出す世界が訪れると考えています。

丸井グループのダイバーシティの取り組み

丸井グループでは以上の考えのもと、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するために、さまざまな取り組みを行ってきました。例えばマルイ店舗のトイレやフィッティングルームなどハード面のユニバーサルデザイン化や、プライベートブランドである「ビサルノ」や「ヴェリココ」で多くのお客さまにお応えできるよう幅広いサイズのパンプスやシューズの販売、また、クレジット事業であるエポスカードでは、LGBTQ コミュニティ支援の「プライドハウス東京エポスカード」を発行しており、お客さまからいただくデザインカード発行料500円がプライドハウス東京へ寄付されるとともに、カード利用実績に応じて付与されるポイントも寄付に充てられる仕組みになっており、誰もが簡単にコミュニティ支援の一歩を踏み出せる機会を設けています。さらにサービス面でも一人ひとりのお客さまに心地よく過ごしていただくためにダイバーシティの考え方や知識を学ぶ社員研修などを実施しています。

九州レインボープライドと丸井グループ

そして、丸井グループは九州レインボープライドの主旨に賛同し、2016年より参加しております。
2019年は福岡にある筑紫女学園大学のLGBTQ サークル「Caapa」の学生のみなさまと一緒にブースを企画、運営いたしました。
学生さんの「多くの方のお声を聞きたい!」という想いから、レインボーメッセージパネルを設置し、「すべての人が自分らしくいられる未来に向けて」というテーマでご来場のみなさまからたくさんのメッセージをいただきました。みなさまからいただいたメッセージの数だけ、丸井グループからNPO 法人Rebit さんを通して小中学生向けLGBT教材の支援活動へ寄付させていただき、学生のみなさまと一緒に多くの方の想いを次世代支援へとつなげる取り組みを行いました。

また、毎年九州レインボープライドの開催時期に合わせて博多駅前の博多マルイでは「博多マルイレインボーウィーク」を実施しており、想いに賛同していただいたテナントのみなさまと一緒に、レインボーフラッグの掲出をはじめ、さまざまなお客さまがお使いいただけるような商品やサービスをショップ前面わかりやすくご紹介することなども実施しております。
今年も11月1日(日)~8日(日)の8日間、博多マルイレインボーウィークを実施いたします。
こちらで、博多マルイ社員と、博多マルイレインボーウィークに参加いただいているテナントさまからのコメントをご紹介させていただきます。

(博多マルイ社員 佐藤)
今年も九州レインボープライドに参画することができ、大変嬉しく思っております。
博多マルイには60 以上のアライショップが入っています。
ぜひ一度お店に遊びに来てください。ご来店を心よりお待ちしております。

(博多マルイ スーモカウンターさま)
スーモカウンターは、LGBTQ アライ企業である株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する、住まい探しの無料相談所です。
このたびの九州レインボープライド、博多マルイレインボーウィークにも賛同しており、住宅購入の進め方やLGBTQの方の住宅ローンの組み方・購入事例もご案内しております。
ぜひお気軽にご相談ください。

将来世代と丸井グループ

先ほどご紹介した筑紫女学園大学のLGBTQサークル「Caapa」の学生の皆さまのように、私たちは将来世代の方たちとの取り組みを進めています。それは、将来世代の皆さまが持つ、未来に変革を起こすような画期的なアイデアと、企業として取り組んできたさまざまな知識や経験を掛け合わせることによって、新しい未来を共に創っていきたいと考えているからです。
そして将来世代が暮らしやすい社会の実現を企業として取り組むことで、ダイバーシティを当たり前のこととしてとらえ、さまざまな人たちとの共存を自然に受け入れられる環境や人を継続的に増やしていくとともに、私たち丸井グループと同じ考えに共感いただける仲間をさらに増やし、取り組みの輪を拡げていきたいと考えています。

(筑紫女学園大学サークル「Caapa」の学生さまからの声)
昨年の九州レインボープライドから一緒に活動させていただいています。
昨年のブース出展や今年の動画企画を通じて企業と学生は、役割や手段はそれぞれ違えど、ダイバーシティの考えやアライであることの共通点に気がつきました。
普段は大学内で活動していますが、大学の枠を超えて、社会に向けてアクションを起こすことができ、とても達成感が得られました。
今年もまたそのような機会を与えてくださり、今回はさらに大学同士の垣根も超え、ますます想いの輪が重なり、広がることを嬉しく思います。
今後も学生が企業と繋がるような企画を続けていただきたいと願っています。